SPECIAL
BACK
『ちはやふる』・『ハンター×ハンター』の
監督&キャラクターデザイナーってどんな人?
『HUNTER×HUNTER』の
監督&キャラクターデザイナーってどんな人?
(2010/08/10)

 10月から日本テレビ系列で放送される『HUNTER×HUNTER』の神志那弘志監督とキャラクターデザイナーの吉松孝博さんがどんな人なのか、マッドハウス・ホームページ(以下HP)編集部が独断で紹介したいと思います。

監督 神志那弘志 氏   文:渡邉嘉洋

 神志那監督はスタジオ・ライブの社長業をこなしながら監督して活躍しております。業界に入られた当初はスタジオ・ライブ所属のアニメーターとして芦田豊雄さんと共に様々なアニメーションを創りだし、2004年には『グレネーダーほほえみの閃士』にて監督デビューを果たされました。その後、マッドハウスにて長編シリーズ『牙-KIBA-』、週刊少年ジャンプ作品を原作とした『魔人探偵脳噛ネウロ』や最近では『RAINBOW−二舎六房の七人—』の監督を務められました。様々なジャンルでの監督としての経験をもって今、『HUNTER×HUNTER』に挑んでおられます。
神志那監督と初めて個人的な接点を持ったのは2007年。アメリカのシカゴで開かれたイベント「アニメセントラル」に神志那監督が招かれた時に同行しました。テレビシリーズ『魔人探偵脳噛ネウロ』の制作が終わったばかりの頃で、北米ではまだ放送されておらず反応はいまひとつでした。
2010年に再びアメリカに同行。東海岸のメリーランド州で開催された「オタコン」です。神志那さんが監督した『RAINBOW−二舎六房の七人—』はアメリカで同時配信されており、米国の熱狂的なファンたちと熱い時間を過ごせました。『RAINBOW−二舎六房の七人—』は濃厚なドラマで、それがアメリカで受け入れられたことで神志那監督は何かを掴んだようでした。
それで、今回の『HUNTERXHUNTER』。神志那監督は『RAINBOW−二舎六房の七人—』で組んだ三田圭志プロデューサーと『牙』で組んだキャラクターデザイナーの吉松孝博さんと再びタッグを組みます!
満を持して、新たな世界にチャレンジする神志那監督! 映像は今しばらくお待ちください!!

キャラクターデザイン 吉松孝博 氏   文:武井風太

 キャラクターデザインとは、漫画原作者である冨樫義博先生が描いたキャラクターをアニメ用にデザインし直すこと(原作がない場合はキャラクターをゼロから作ります)。原作の印象を変えないで、しかも動きのあるアニメに対応できるようにデザインすることは非常に難しい作業です。吉松さんは日本を代表するアニメーションキャラクターデザイナーのひとりです。
吉松孝博さんはスタジオ・ライブに所属し、『TRIGUN』(本HPのWORKS欄参照)や『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』などのキャラクターデザインを務める一方、「サムシング吉松」のペンネームで漫画作品も描いています。そのキャリアは非常に長く、『Dr.スランプアラレちゃん』、『銀河漂流バイファム』などで動画を担当したのち、85年には『超獣機神ダンクーガ』で初めてキャラクターデザインを担当し、シャピロ・キーツやデスガイヤー将軍のキャラクターを作りました。この時点で若干19歳という若さでした。
吉松さんの名前が大きくブレイクしたのは、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』でした。キャラクターデザインと作画監督を務めた本作は、キャラクターを中心に人気が広がり、大きなブームを起こしました。その後、『劇場版スレイヤーズ』、『TRIGUN』、『十兵衛ちゃん-ラブリー眼帯の秘密-』、『学園戦記ムリョウ』などなど、いくつもキャラクターデザインを手がけています。
吉松さんが作り出すキャラクターの特徴はなんといっても「優しい」こと。所属するスタジオ・ライブの創始者である、故・芦田豊雄さんも、やはり、やわらかく温かみのあるキャラクター作りをされていました。
吉松さんは本マッドハウスHPの「おぎにゃんと学ぼう! アニメの作り方」(COLUMN欄)の作画監督の項に登場していますので、そちらもチェックしてください!

ページの先頭へ戻る