マッ君:
ハイッ、そういうことでね、「荻窪探偵団」も第5回を迎えたわけなんですけどね。
ドハウスちゃん:
って、オイ!
しれっとタイトル変わっちゃってんだけど。
「会社が荻窪へ移動しても「阿佐ヶ谷探偵団」なのはなぜ?」ってやるんじゃなかったっけ?
マッ君:
細かいことは気にしないでください。世の中には、うやむやなまま進んでいく事柄もあるってことです。
ドハウスちゃん:
そういうところにスポットを当てるのが、私たち探偵団の役目なんじゃないの?
マッ君:
さて、今回のテーマなんですが。
ドハウスちゃん:
スルーかよ!
マッ君:
マッドハウス作品というと、皆さんはどういったイメージを浮かべられるでしょうか?
川尻善昭監督作品に代表される、アーバンでアダルトなスタイリッシュアニメ?
りんたろう監督のダイナミック&ヒューマンな冒険もの?
ドハウスちゃん:
近年では、ブロッコリー原作の美少女コメディ系のイメージも強いわよね。
あと、浦沢直樹原作作品の硬派なイメージとか、CLAMP原作作品の煌びやかなイメージとか。
マッ君:
昨年(2005年)は『BECK』や『Paradise Kiss』などカジュアルな作品もありました。
ドハウスちゃん:
この4月に始まった6本のテレビシリーズ『NANA』『牙』『ブラックラグーン』『ストリベリー・パニック』『夢使い』『彩雲国物語』もそれぞれに独特の雰囲気を持っていて、作品のテイストが全く違うし。
……そういう意味では、マッドハウスってカラーのない会社よね。
一般的な、マッドハウス作品のイメージってどんななんだろー?
結構、人によって違うのかしらん。
マッ君:
で、そんな中、かなり昔から脈々と、とある路線の作品がずっと作られているんです。
ドハウスちゃん:
というと?
マッ君:
サブタイトルで分かると思いますが、いわゆる「戦争もの」です。
ドハウスちゃん:
あー、言われてみれば。
マッ君:
昨年夏、初めてDVD化された『はだしのゲン』&『ゲン2』を筆頭に『夏服の少女たち』、『ヒロシマに一番電車が走った』、『かっとばせ! ドリーマーズ』などなど……。
ドハウスちゃん:
広島を舞台にした、原爆関係のアニメが多いわね。
マッ君:
他にも、『お星さまのレール』や『アンネの日記』なんかがそうですね。
いずれの作品も実際に戦争の中を生きてこられた方々の実体験がベースになっており、戦争の恐ろしさ、悲惨さというものを教えてくれるものです。
ドハウスちゃん:
そういった悲惨な時代を乗り越えて今があるんだし、平和な今だからこそアニメを見て楽しめるんですもんね。
時には、こういう歴史を振り返って考えてみることも必要かもね。
マッ君:
日本は平和な時代が60年以上も続いているわけです。
実際に戦争が起こってる国から見れば、日本は平和ボケと言われても仕方ないのかも知れません。
ドハウスちゃん:
「萌え〜!」とか叫んでばっかりじゃダメよね。
マッ君:
そうですね〜(しみじみ)。
ドハウスちゃん:
そういったことを踏まえて、改めてマッドの作品リストを見てみると、本当にバラエティに富んでることが分かるわね。
マッ君:
硬軟織り交ぜて、いろいろ取り揃えております。
ドハウスちゃん:
で、私くらいの女の子には『カードキャプターさくら』の印象が結構強かったりするのよね〜。
マッ君:
(声が裏返って)さ、……さくらたん……も、萌え〜ッ!!
ドハウスちゃん:
オイオイ(汗)。
マッ君:
それでは、次回もお楽しみに!
ドハウスちゃん:
次回って……いつ?
不定期にもほどがあるわよ。
マッ君:
定期連載出来るほどネタは豊富じゃありませんから!(キッパリ)
ドハウスちゃん:
そんなことで開き直るなって……(苦笑)。