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監督のまっすーが、制作現場についてお話するよ!
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第3回 脚本家さん
2018年4月19日

みなさんこんにちは!おはよう?こんばんは?
『若おかみは小学生!』を見るために日曜日も早起きしているって!?
えらいっ! 早起きしたらたくさん遊べるね!!

この前「シリーズ構成」についてお話したから、今日は、脚本家さんについて、くわしくお話しようかな。
脚本家とは、アニメのお話を文章で書いていく人のことだよ。みんなもクラスでお芝居をやることあるかな?お芝居には台本があるよね。それと似ていて、お話の土台になる文章のことを「脚本」、脚本を作る人のことを「脚本家」と呼ぶんだ!

『若おかみは小学生!』では、シリーズ構成とメインの脚本を横手美智子さんという方が担当しているよ。僕は昔『こばと。』というアニメを作ったことがあるんだけど、そのときに横手さんが脚本を書いていたんだ。横手さんの脚本を読んだときに、僕は「登場人物の感情をしぼり出すのがじょうずだなあ」と感動したんだ。それで、『若おかみは小学生!』のシリーズ構成をやってほしいなあと思ってお願いしたんだよ。
『こばと。』はね、みんなが過ごしている普通の生活が舞台だけど少しだけファンタジーなお話だったんだ。『若おかみは小学生!』に似ているよね?

『若おかみは小学生!』は、恐竜が登場したり、大魔王が現れるような派手なお話じゃなくて、のんびりとした温泉街や春の屋が舞台だよ。おっこちゃんのまわりに起こる小さな事件や困ったお客さんたちのお話がテーマで、登場するキャラクターの気持ちをていねいに拾ってアニメにしていくことが大切な作品なんだ。だから、感情のひだをじょうずに脚本にしてくれる人にお願いしかたったんだ。脚本家の平見瞠(ひらみみはる)さんも國澤真理子(くにさわまりこ)さんも、『若おかみは小学生!』で困ったお客さんたちが起こすハプニングや、そのときにおっこちゃん達がどういうふうに感じて、どんな行動をするかをていねいに考えてお話にしてくれたんだ!

MADHOUSE
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