アニメ映画祭の最高峰・仏アヌシーで正式上映!!
945席満席の会場はヒロイン・おっこの“おもてなし”に涙
そして笑顔
「緊張した、現地の観客の暖かさに感謝」
高坂希太郎監督に絶賛の嵐!
この度、6月11日より開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭2018において、コンペティション長編部門正式出品された本作の上映が14日(※現地時間)に行われ、高坂希太郎監督が舞台挨拶に登壇しました。
アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立し設立。フランス南東部の都市アヌシーで開催され、毎年、国内外の約230作品の上映に伴い来場者は約12万人を記録する、アニメーション映画祭としては世界最大規模を誇る映画祭。
上映前の舞台挨拶では、プロデューサーの齋藤雅弘氏と共に登壇。
「自分自身のことよりも人の為に尽くしながら成長していく物語」が他作品と違うポイントだと紹介。
齋藤プロデューサーは「約4年前に監督が描いてくださったイラストをみて演出もお願いしました。映像の隅々にまで監督の気持ちが詰まっているので見逃さないでください」と挨拶した。
会場は上映前、登壇前からアヌシー映画祭の名物ともいえる高揚した観客が紙飛行機を多数飛ばすという大盛況ぶりをみせた。いざ上映が始まると、945席満席の会場は、高坂監督の描く深みのある世界感に魅了され、また、主人公おっこ(関織子)のひたむきな姿に笑い、時に鼻をすする音や、涙する観客の姿が目立った。
約90分の上映後には多くの観客が拍手で監督へ賛辞を贈った。高坂監督は「緊張した」と振り返るが、温かな反応に感謝の意を示しました。
©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
公式上映&上映前舞台挨拶/現地時間:6月14日(木)p.m.20:30~23:00頃
登壇者:高坂希太郎監督 齋藤雅弘プロデューサー
高坂監督のコメント
同業の自転車仲間の友人からの紹介で、是非イメージイラストを描いてくれないかと参加したのがきっかけです。この話は日本でよく作られる、自分の気持ちをわかってほしいというような自分の感情の手当てを描いた作品というよりも、仕事が自分を作るとか我を忘れて仕事するといったような、自分の事よりも、人のために尽くしていくことで成長していくというような物語に興味を持ちました。
齋藤Pのコメント
映像に関しては監督の言うことが全てなので企画の成り立ちについて話したいと思います。紹介されているイラストは4-5年前に描いたものです。これを見て高坂さんに監督を依頼しました。その話をしたのが荻窪の小さなカフェでした。それから4年ほどたち、監督とこの絵と共に東京を飛び出し、アヌシーにいるというのが信じられない気持ちです。本編隅々にまで監督の気持ちが入った映画なので片時も見逃さないようにしてほしいです。ありがとうございました!!