侯爵令嬢のエリアーナは幼い頃から本に夢中で、ついたあだ名が「本の虫」ならぬ「虫かぶり姫」。 そんな変わり者の姫に、王太子であるクリストファーはこう告げる。 「私と婚約してほしいんだ」
婚約によってクリストファーは宮廷内の派閥争いから解放され、エリアーナは王太子の婚約者として王宮書庫室への出入りを許される。
これは、お互いの利点のための“名ばかりの婚約”……のはずだった。
本好き令嬢の勘違いラブファンタジー。 エリアーナとクリストファーの“本当の恋”の行方は――!?