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ヒロ&フウタもうひとつのバトル! 乱入後
乱入後

   さて……ヒロが退場したところで、本作の魅力をもう少しつぶやいてみたいと思います。

   今回上映される『劇場版HUNTER×HUNTER−The LAST MISSION−』の中で、物語後半、ゴンとキルアが巨大な敵に立ち向かう戦闘シーン。もちろん迫力満点だったんですが、その中で行われる二人のやりとりに感じるものがあったんです。
   その出処を自分の中で探っていくと、以前行ったキルア役を演じる伊瀬茉莉也さんのインタビュー(キルア ゾルディック役 伊瀬茉莉也さんインタビュー@ 参照!)へと行き当たることに気が付きました。
   「戦いの場面では、経験値のあるキルアがバッと前に出てゴンを守るけど、キルアの方がゴンの考え方や精神面に引っ張ってもらっている。」(伊瀬茉莉也)
   一見キルアがゴンを引っ張っているように見えますが、実はゴンが引っ張っている、と彼女は言い切りました。でも、私の中では完全に得心行ったという感じでもなかったんです。ところが、今回のこのシーンを見てやっと腑に落ちました! さらに、
   「嫉妬心やライバル心みたいなものも昇華されて、尊敬の念に変わるんですよね。『叶わないな』、『本当に凄いな』って。」(伊瀬茉莉也)
   この言葉はゴンとキルアの関係でもあるし、潘めぐみと伊瀬茉莉也の関係でもある、とのこと。伊瀬茉莉也は役柄と同時に潘めぐみとの個人的な関係性でも様々な気持ちを抱いて、演技しているんですね。上記したゴンとキルアが立ち向かうシーンでのキルアのセリフでは、伊瀬茉莉也の生の声が聞こえたような気がしました。
   私の思い違いかどうか……ぜひ劇場でお確かめください!

   前回の乱入の時にもヒロと話をしましたが、テレビシリーズが始まってから早3年目に突入。『ハンター』を通してキャストの方々もキャラクターに心を重ね、現実のキャスト間においても「絆」を紡いできた……。彼らだからこその息のあった演技――ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ達の一歩踏み込んだ掛け合いにも注目していただきたいと思います!

   2013年12月27日(金)、『劇場版HUNTER×HUNTER−The LAST MISSION−』をよろしくお願いいたします!

(文中敬称略)

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