SPECIAL
BACK
ヒロ&フウタもうひとつのバトル! 乱入後
乱入中

ヒロ 私も観ました! 『劇場版HUNTER×HUNTER−The LAST MISSION−』!! で、乱入します。

フウタ いきなりですか!? では私もアニメくんキャラから、フウタのキャラに変身します。

ヒロ ラジャー!

フウタ ラジャー? って何ですか?

ヒロ えっ? ガッチャマンだよ、ガッチャマン! 1972年10月から始まったテレビシリーズ『科学忍者隊ガッチャマン』で、命令を受けた隊員は「了解」するとき「ラジャー」って言ったんだよね。知らないの?

フウタ 知るわけありません。生まれてないです!

ヒロ ラジャー!! 今でもパイロットや管制官など航空関係者は普通に使いますよ。で、本題。アニメくんの言うようにスゴイ絵だった。ビリビリしました。

フウタ でしょ!

ヒロ あれは映画です。自宅の32インチの液晶テレビでは体験できないものです。

フウタ でしょ!!

ヒロ 最前列、総作画監督の筱さんの隣りの隣りで観ていたのですが、筱さんの作画の「念」が画面から溢れ出して、もう、ビリビリのブルブルでした。

フウタ でしょ!!!

ヒロ 漫画からテレビアニメになり、そして1作目の劇場版を経て、とうとう映画でしか表現できない映像「ハンター×ハンター」が出現したのです。

フウタ でしょ!!!!

ヒロ アニメくんが、「凄いカットがあるのですが、なんというかそれは……そう、もはや怪獣映画! あまりの恐ろしさに震えがきましたね。」と感じたのは、トラウマが出現したのだと思いますよ。高畑勲監督の『火垂るの墓』を観ている最中に怖くなって劇場の外に出てしまった幼児体験が甦ったのです。

フウタ そうですね。そのカットは本当に怖かったです。トラウマが出現したのかもしれません…。映画館って子供にとっては暗くて大きいところじゃないですか。そのカットに出現した巨大な怨の力も、僕にとっては「暗くて大きいもの」だったんですよ。それで怖くなってしまったんです。

ヒロ なるほど。「暗くて大きいもの」ね。幼児体験って重要なのですね。過去といえば、本作品ではゴンやキルアが「なつかしい」というセリフを言います。彼らはまだ子供で、過去を振り返るような年齢ではないのですが、妙にしっくりしました。

フウタ 天空闘技場に到着したシーンですね。

ヒロ 考えてみれば、「ハンター×ハンター」のテレビシリーズは2011年10月からスタートし、3年目に入っているのです。観ていただいているお客さまも2年分だけ成長されているわけです。

フウタ お客さまだけでなく、キャラクターのゴンやキルアも成長しています(「潘めぐみさんのリアル・ツアー特別編! 第二回 作画監督のお仕事拝見!」参照)。

ヒロ そうですね。キャラクターと声優さんとお客さまが作品の外で共感する、「メタ」なセリフだと言えます。試写のあと、ゴン役の潘めぐみさんが感極まって涙ぐんでいましたが、このセリフに代表されるような「ハンター×ハンター」の長い歴史が今回の劇場作品を支えていると思います。

フウタ 全くです。作画の皆さん、演出の皆さん、全ての制作の方が「ハンター×ハンター」の歴史の「念」に突き動かされていると感じました。

ページの先頭へ戻る